テントの材質にはポリエステル、ナイロン、コットン、ポリコットンの4種類が基本です。
それぞれの特徴や選び方を紹介します。
テント選びの参考にしてみてください。
ポリエステル
最も一般的なテントの素材がポリエステルです。
軽量で撥水性もよく、初心者でも扱いやすい素材です。
また、値段が安いものも多いため、初めてのテントではポリエステルのテントを選ぶ人も多いです。
デメリットとしては火に弱く、焚き火から出る火の粉があたるだけで穴が開いてしまうことがあるという点です。
ナイロン
ポリエステルと同等の耐久性、撥水性を持ち、より軽量、より火に強い素材ですが、値段は高額になります。
軽量のため、登山用などのテントに使われることが多いですが、通常のキャンプではあまり使用されない素材に感じられます。
コットン
コットンは重量がありますが、火に強く、焚き火の火の粉があたったとしても穴が開く可能性をかなり低くできます。
耐水性はポリエステルには劣りますが、水を吸い込むと繊維が膨張し、水を通しにくくなるため、多少の雨であれば水漏れもおこりません。
また、外の温度を中に通しにくい特徴があり、夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができます。
高額な商品が多いですが、その分高級感もあり、所有欲を満たしてくれる素材です。
耐久性が高く、長く使うことを考えると検討の価値はある素材です。
ポリコットン
最近人気の素材がポリコットンです。
「TC」と記載されていることもあります。
ポリエステルとコットンを混ぜた素材になります。
混合率は商品によって異なり、ポリエステル65%、コットン35%のものが多く売られています。
ポリエステルの軽量さと、コットンの火に対する強さや快適性を兼ね備えた素材です。
素材を選ぶ基準は?
とにかくテントを安く購入したいのであればポリエステルです。
火の粉を気にしないで焚き火をしたいのであればコットンやポリコットンがおすすめです。
また、高級感やコットン特有の質感が好みであれば、コットンも検討する価値があります。
どの素材を選ぶか迷ってしまうかもしれませんが、どのようなキャンプをしたいかで検討するのがよいでしょう。
あとがき
テントの素材はいかがでしたでしょうか?
私の場合は、今使っているテントはなるべく安いもので探していたため、特に素材は気にせずにポリエステルのテントを購入しました。
その後、何回かキャンプをするうちに、火の粉を気にしないで焚き火をしたいと思うようになったため、次回、購入する際にはポリコットンのテントにしようと計画中です。
素材を知るとテント選びがより楽しく、より奥深いものになりますね。ぜひ自分にあった最高のテントを探してみてください。