キャンプのためにテントを購入しようと思っているあなたのために、テントを構成している基本的な部品について紹介します。
テントによってはより多くの部品があったり、逆に少なかったりもしますが、基本的な構成は覚えておいても損はありません。

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インナーテント

インナーテントは実際に人が入る部分の幕(布)です。
袋状になっていて、出入り口がついています。

フライシート

フライシートが存在するテントはダブルウォールのテントになります。
フライシートはインナーテントを覆うようにかけて使用します。
幕が二重のため、外気の影響を最小限におさえてくれるほか、インナーテントとフライシートの間に隙間を作ることで、中の湿気を外に逃がし、結露を防止する役割もあります。

グランドシート

グランドシートはテントと地面の間に敷くシートです。
必須ではありませんが、テントの底面を守ったり、地面からの浸水を防ぐ効果もありますので、用意することをおすすめします。
グランドシートはテントに付属していないことが多いため、別途購入の必要があります。購入予定のテントの付属品にグランドシートが入っているかを確認しておきましょう。

インナーマット

インナーマットはテントの中に敷くマットです。
地面のでこぼこを軽減したり、底冷えを防ぐ効果もありますので、快適性を求めるのであれば用意することをおすすめします。
インナーマットはテントに付属していないことがほとんどのため、別途購入の必要があります。
グランドシートと同様にテントの付属品に含まれているか確認しておきましょう。

ポール

ポールはテントの種類によって様々な役割を持っています。
ドーム型テントであれば幕を支える骨組みとして使い、ワンポールテントであれば幕を持ち上げる柱として使います。
それぞれ長さや必要な本数も異なり、材質によって重量も異なります。

ポールはテントに付属している場合がほとんどのため、基本的に別途用意する必要はありません。

使用するポールの数が少ない方がテントの設営は簡単になりますので、何本くらいのポールで構成されているかを確認しておきましょう。
設営に自身がない場合は、1~2本のポールで構成されているテントを選ぶことをおすすめします。

ガイロープ(張り綱)

ガイロープはテント設置後にテントのフライシートを引っ張るように設置するロープです。
フライシートにあらかじめロープがついているテントの場合は、別途用意する必要はありません。

ガイロープはテントが飛ばされないように固定する機能もありますが、ダブルウォールのテントの場合は、インナーテントとフライシートの間に隙間を作る機能もあります。
インナーテントとフライシートがくっついてしまうと、インナーテント内に結露ができてしまうため、確実に張りましょう。

自在金具

自在金具はロープの長さを調節して、ロープをピンと張るための器具です。
こちらもテントのガイロープに付属していることがほとんどですが、物によっては緩みやすいものもあるため、その場合は買い替えも検討してみましょう。

ペグ

ペグはテント本体やガイロープを固定するために地面に打ち付ける杭です。
テントの種類や形状によって必要な本数は異なります。

ペグはテントに付属していることがほとんどですが、付属のペグは強度が弱い場合が多いので、地面の硬さによっては刺さらなかったり、曲がってしまうことがあります。

テント周辺のキャンプ用品の中では、ペグが最も壊れやすいため、テント購入時に予備のペグも購入しておくと安心です。
その際、予備のペグはなるべく強度の強いものを選んでおきましょう。

地面が硬いなどの理由でペグが使用できない場合は、ロープを木や重い石に結び付けてテントを固定する方法もあります。

あとがき

基本的なテントの構成部品は以上になります。
購入予定のテントに付属品がどれだけ入っているかを確認し、不足しているものがあればテントと同時にそろえてしまいましょう。