寝袋(シュラフ)の素材は『ダウン』か『化繊(かせん)』のどちらかが使用されることが一般的です。(化繊は化学繊維のことです)
どちらを買うべきか迷ってしまうこともあると思いますが、それぞれのメリットとデメリットを把握して、自分にとって最適な素材を選びましょう。
この記事ではそれぞれの特徴を解説していますので、ぜひ寝袋選びの参考にしてみてください。
Contents
ダウンの特徴
ダウンのメリット
軽い・小さい
ダウンと化繊で同じ保温力の寝袋の重量を比べると、ダウンの方が軽くなります。
また、ダウンは小さくたたむ(丸める)ことができるため、コンパクト性を重視する場合にもおすすめできます。
登山やバイクのツーリングで使う場合は、重量やコンパクトさが重要となりますので、ダウンを選択するメリットがあります。
ダウンのデメリット
水に濡れると性能が下がる
ダウンの寝袋は水に濡れると保温力がなくなってしまうという欠点があります。
シュラフカバーを使って濡れないようにしたり、テント内で結露が発生しないように注意することで対策は可能です。
手入れが大変
ダウンの寝袋は普通に洗濯機で洗うことはできません。洗剤も専用のものを使う必要があります。
ただし、寝袋は使うたびに洗うものではありません。多くても年に1回程度のため、それほど大きなデメリットとは言えないかもしれません。
価格が高い
ダウンの寝袋は価格が高めに設定されていることがほとんどです。同じレベルの化繊の寝袋と比べると、2倍以上高くなることもあります。
化繊の特徴
化繊のメリット
手入れが簡単
化繊の寝袋は通常の洗剤で洗濯機で洗えるものが一般的です。(洗えないものもありますので、寝袋の商品説明は要確認です)
価格が安い
高額なダウンの寝袋に対し、化繊の寝袋はかなり安く購入することができます。家族分の寝袋を揃えるとなると、金額もかなり高くなってしまうため、価格が安いという点は大きな魅力です。
化繊のデメリット
重い・大きい
同じレベル保温力のダウンの寝袋と比べると、化繊の寝袋は重たくなります。また、たたんだ場合のサイズも大きくなります。
しかし、車で荷物を運ぶのであれば、重さや収納サイズはそれほどデメリットにはならないかもしれません。
あとがき
それぞれデメリットはありますが対策方法もありますので、どちらが優れているかは、どの機能に重点を置くかで変わってきます。
頻繁に買い換えるものではありませんので、じっくり比較検討してみてください。